NHKスペシャル「調査報告 新型インフルエンザの恐怖

 NHKスペシャル シリーズ 最強ウィルス「調査報告 新型インフルエンザの恐怖 」を見ました。

 番組では、人から人へ感染する毒性の低いインフルエンザウィルスに感染している人に鳥から鳥へ感染する毒性の強いH5N1が侵入すると、人から人に感染しやすい毒性の強い新型インフルエンザウィルスに変化する可能性があるという説明がありました。

 そして、この可能性が非常に高く、いつ起こっても不思議ではないということです。そして、ひとたび流行がはじまると、効果のあるワクチンもないため、瞬く間に全世界に感染が広がります。
これをパンデミック「感染爆発」というそうです。

 日本でも、一部の地域で新型インフルエンザ対策で、予行演習がされているようです。医師は自分の身を護るため、防護用マスク、防護服を着用しての診察となり、担当する医師の数は通常よりもずっと多く確保しなければならないようです。

 それ以外に大変なのは、救える患者かそうでない患者を見極め、限りある治療器具の効率的な使用を判断しなければならないことでしょう。
 
 アメリカでは、患者のうちどの年齢層を優先して救うかということを議論のなかからルール作りしているようですが、日本でもこのようなルール作りが必要でしょう。

 ところで、こういう番組をみると商売柄装着している防護服が気になります。

 訓練で医師が着られていたのは、防護服ではなくグリーン色の手術衣のようでした。

 そして、このようなゴーグルとこのような排気弁付きの使い捨てマスクを付けていました。製品番号までは確認できなかったのでこの商品と特定はできませんでしたが。

 また、頭には白いキャップをかぶっていました。これは生地の光沢感からタイベック製キャップにまちがいありません。

タイベックのキャップが実際に使用されているのを見たのは初めてです。

 キャップというと食品関係などで髪の毛を落とさないようにするというように外からの防護より、発塵を抑えるために使用される物とばかり思っていたので意外な気がしました。